採用・外注・AI、どれを選ぶか:中小企業が「エンジニア0.3人分」から始める方法

AIで業務を変えたいとき、エンジニアを採用するか、外注するか、AIに任せる仕組みを作るか。それぞれの向き不向きを公開データと当社の試算で整理し、月40時間分から小さく始める方法をご紹介します。

文:株式会社GeneL 代表 小松 嵩明

「AIで業務を効率化したい。でも社内に詳しい人がいない」。中小企業の経営者の方から、いちばんよく伺うお悩みです。

打ち手は大きく3つあります。エンジニアを採用する、外注する、そしてくり返し作業をAIに任せる仕組みを作る(当社はこれを「属AI化」と呼んでいます)。この記事では、それぞれの向き不向きを整理し、当社がおすすめしている「エンジニア0.3人分から始める」方法をご紹介します。

選択肢1:エンジニアを採用する

自社にエンジニアがいれば、業務に合わせた仕組みを、自分たちのペースで作り続けられます。長く見れば理想的な形です。ただ、中小企業にとっては壁が3つあります。

日本企業の多くも、ここで止まっています。情報処理推進機構(IPA)の「DX動向2025」では、内製化を進めている日本企業の82.3%が、課題として「人材の確保や育成が難しい」を挙げています。

一方で、フルタイムで常に開発の仕事がある会社なら、採用したほうが合理的です。ここは正直にお伝えしておきます。

選択肢2:外注する

必要なものを作ってもらう方法です。社内に人を抱えずに済み、作るものがはっきりしている場合には向いています。

ただ、業務の効率化では、次の点が気になりやすくなります。

選択肢3:くり返し作業をAIに任せる仕組みを作る

3つ目は、毎日・毎週くり返している作業をAIに任せ、人は判断と例外だけを見る状態を作る方法です。

たとえば当社では、毎月はじめの請求書の確認をAIとプログラムに任せ、人は「要確認」になったものだけを確かめています。以前は社内の概算で月に約5時間かかっていた手作業です(詳しい記事)。

この方法のよいところは、担当者が替わっても、休んでも回ることと、手順が仕組みとして会社に残ることです。ただし、AIに任せる仕組みを作り、育て、止まったときに直す人は必要です。そこを、社内で採用せずに外から借りるのが、当社の伴走の考え方です。

「エンジニア0.3人分」から始める

当社のAX伴走は、エンジニアを1人雇う代わりに、月40時間分(0.3人月)を借りる形から始められます。フルタイムの稼働を月140時間として換算した量です。

費用の目安は次のとおりです(いずれも税別。対象業務によって変わるため、正式には無料の業務診断のうえでご提示します)。

先ほどの採用の初年度負担(約889万円・当社試算)と比べて、単純に安いと言いたいわけではありません。業務委託の時間単価は、フルタイムで比べれば正社員より高くなります。当社がお伝えしたい価値は、必要な量だけ使えて、合わなければ止められることです。

進め方は、次の順番をおすすめしています。

  1. 無料の業務診断で、任せられそうな業務を洗い出す
  2. 効果の大きい1業務から始める:着手前に、いまかかっている時間を一緒に記録します
  3. 同じ基準で効果を測る:毎月、削減できた時間と改善点をご報告します
  4. 続けるか、広げるか、止めるかを決める:数字を見て判断していただけます

正直にお伝えすると、当社の伴走は、社外への導入実績をこれから積み上げていく段階です。いま当社がお渡しできるのは、自社とグループの業務でAIを毎日動かし、つまずきながら作ってきた型です。まずは1業務、試してみてください。

採用に関する数値の出典は、なぜFDE型の伴走なのかのページにまとめています。費用の試算と料金はいずれも当社のものです(2026年10月時点)。

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売り込みではありません。まずはお話を伺い、AIで効きそうな業務を効果の大きい順に整理してお返しします。そのうえで、進めるかどうかをご判断ください。

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